神奈川県ご当地クオカードをデザインしたイラストレーター ジュジュタケシさん 材木座在住 55歳
「心地良い景色 楽しんで」
○…6月7日から新たなデザインに変わる神奈川県ご当地クオカード(500円券)のイラストを手掛けた。2008年に発表した作品を手直ししたもので、タイトルは「shonan〜素敵な場所〜」。江の島を望む海岸線や、潮風を受けて走る江ノ電などを、CGを用いて鮮やかに描いている。「カードを持ち歩くことで、いつでもどこでも湘南の景色を楽しんでもらえれば」
○…クオカードのデザインを手掛けるのは2回目。海岸で少年が犬と戯れるイラストを使用し、2014年に第1弾を販売開始したところ、今年3月までに約15万枚を売り上げ、在庫が無くなるほどの人気を博した。一方、エリアを特定していなかったこともあり、購入者や販売店舗から「『もっと湘南らしい風景に』といった要望も上がっていた」とリニューアルの背景を語る。
○…練馬区出身。幼少期から絵が好きで「父が印刷会社勤務で、自宅に山ほど紙があった。それにいつも絵を描いて遊んでいた」という。「自分のデザインが具現化され、人に着てもらえるのが面白い」と服飾の専門学校を卒業後、アパレルデザイナーとして多忙な日々を過ごした。
○…息抜きのため、稲村ヶ崎や片瀬でサーフィンなどを楽しむうちに湘南の虜に。2001年には鎌倉に居を移し、37歳の頃、趣味として海辺などのイラストを描き始めた。市内で度々個展を開くうちに、次第に作品に注目が集まり、様々な企業のポスターや雑誌の表紙などを飾るように。現在ではイラストレーターとして独立し、妻と愛犬ナポリとの「3人暮らし」。「今後は、20代のころにバックパッカーとして8カ月間にわたる旅行で訪れた、大好きなイタリアやフランスなどの景色も描いていきたい」
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