NPO法人鎌倉ガイド協会は3月16日(月)から、(公社)鎌倉市観光協会(御成町1の12江ノ電ビル4階)内へ事務所を移転すると発表した。現事務所は老朽化が進み雨漏りなどが多発していた。担当者は「今後は観光協会とタッグを組み、観光推進により一層力を入れていく」と話す。
観光客や修学旅行生など年間約2万人に、鎌倉の歴史や名所を案内している同協会。現在135人の会員が在籍し、コースを企画、運営する。
前身の鎌倉シルバー・ボランティアガイド協会が鎌倉老人福祉センター(現鎌倉市教養センター/笛田2の17の1)に発足したのは1991年。2002年から鎌倉市観光協会のレストハウスとして使用されていた現事務所(由比ガ浜4の4の1)に拠点を移した。
土地は県、建物は市が管理するこの物件。築56年で台風の際は雨漏りによる浸水被害が多発した。漏電による火災リスクがあるほか、市の耐震基準も満たしておらず、同協会会員は10年前から移転先のあっせんを市に依頼。今年に入り市観光協会から同事務所内に移転する案が提示され、2月1日に正式決定した。
高橋健治会長は「NHK大河ドラマの舞台が鎌倉になるなど大きな話題もある。観光協会と一緒に市内を盛り上げていきたい」、市観光協会の大津定博専務理事は「同じ観光に携わる団体として共に手を取り合い、1+1が3にも4にもなるように連携を深めたい」とコメントした。
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