鎌倉歴史文化交流館(扇ガ谷1の5の1)で現在、企画展「鎌倉大仏〜みほとけの歴史と幻の大仏殿」が開催されている(7月17日まで)。
鎌倉のシンボルとして多くの人に親しまれている「鎌倉大仏」。しかし、「歴史には多くの謎が残る」と同館。創建当時の様子を伝える資料が少なく、木造から銅造大仏に替わった経緯や造像された背景など明らかになっていない。
近年、研究が進み、大仏造営の勧進を行った僧や大仏鋳物師に関する資料が発見され、また2000年から行われた高徳院境内・周辺の発掘調査により、大仏殿の存在などが明らかになった。
同展では、研究結果を整理し、出土品や当時の中国から鎌倉に持ち込まれた陶磁器などから、歴史を解き明かし、宋代文化の影響を紹介する。
VRで大仏殿を再現
室町時代の大風や大地震によって損壊したと言われる大仏殿を、バーチャルリアリティーの技術を使って再現。「幻の大仏殿を体験できる貴重な機会をお楽しみください」と同館。
観覧料は一般300円、小中学生は100円。午前10から午後4時まで。日曜・祝日休館。問合せは同館【電話】0467・73・8501。
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