東京五輪開幕を前に、フランスのホストタウンのひとつでセーリング代表チームの事前キャンプ地の鎌倉市は、子どもたちが同国の文化に触れる授業と給食を実施した。
西鎌倉小には7月8日、鎌倉市国際交流委員を務めるフランス出身のネーム・エレンさん(27)が訪問。母国の生活や文化などを紹介した。エレンさんが「フランスの学校の昼休みは2時間ある」と言えば、教室は驚きに包まれた。
また、市立小学校16校と中学校9校では15日までに、フランス語で「召し上がれ」の意味を冠した「ボナぺティ給食」を提供。野菜を煮込んだ郷土料理・ラタトゥイユソースを添えた鶏肉や、具材を千切りにしたジュリエンヌスープを子どもたちは堪能した。児童は「給食がおいしかった」「フランスのセーリングチームを応援したい」と話していた。
観戦は中止に
市は小・中学生と保護者などを対象に、県内で行われる五輪の観戦チケット546枚を購入していたが、無観客開催となり中止に。新型コロナの影響でフランス・セーリングチームと交流ができない中、市は保育園児や小学生から応援のイラストやメッセージを募り、選手たちの宿泊施設に展示する予定だ。
国際交流委員として母国と日本の橋渡し役となるエレンさんは、「スポーツを通じ、子どもたちがフランスに興味を持ってくれたらうれしい」と語る。
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