現在、MUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉で、企画展「始めよう、僕らと防災。」が開催されている。同店と共に展示を行うのは、防災普及学生団体「玄海」だ。
稲村ガ崎在住の中里海人(うみと)さん(18)と台在住の橋本玄(はるか)さん(15)が今年2月に結成し、十二所や西鎌倉などの自治会町内会と共に、危険箇所を実際に歩いて確認し、地域の防災情報を動画で発信。また「若い世代にも楽しく学んでほしい」とゲーム性のある「防災アドベンチャー」を8月に実施するなど、「防災の堅いイメージを壊すような」企画に取り組む。
共に被災地のために活動する父の姿に影響を受け、防災への関心を高めたという2人。「3・11から3年後の被災地がまだがれきの山だったことに衝撃を受け、防災の大切さを実感した」と中里さん。橋本さんは、6月に防災士の資格を取得。企画では橋本さんが防災知識を、中里さんが撮影や編集などを担当する。
大切なのは体験
2人が訴えるのは、自分の足で避難を体験してみること。「ハザードマップを確認したことがある人は多いが、実際にどのルートで逃げるかまでは考えている人は少ない。崖崩れなどで通れない可能性もある。ぜひ一度歩いてみてほしい」と強調。また、「自治会町内会などからのご依頼もお待ちしています。一緒に防災を考えていけたら」と呼びかける。
9月の防災月間にちなんで市内の取り組みを紹介します
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