鎌倉歴史文化交流館であす25日(土)から、企画展「頼朝以前〜源頼朝はなぜ鎌倉を選んだか」を開催する(12月18日(土)まで)。「鎌倉時代の鎌倉が面白いのはもちろんですが、それ以前の歴史を知ると、より深く鎌倉という場所の特徴を理解できる」と同館。
言うまでもなく、鎌倉の歴史は頼朝が鎌倉入りしてから急に始まったわけではない。同展では、頼朝以前の歴史を紐解くことにより、「なぜ頼朝が鎌倉を選んだのか」「なぜ鎌倉がのちの武家政権の都市になりえたのか」を探る手掛かりを、発掘調査で見つかった出土品や歴史資料から疑問に迫る。
展示は、旧石器・縄文時代から古墳時代の歴史や、地域の拠点・三浦半島とのつながり、平安時代の源頼義以降の源氏の拠点など3章に分かれ行われる。
同館の学芸員は「古代から交通の要所だと考えられる鎌倉。海を生業とする人々も生活していたことも分かっている。相模湾から房総半島にかけての東京湾ルートの拠点であり、中継地の一つだった」とし、「源氏が河海交通の掌握に積極的だったことから、鎌倉が選ばれたのでは」と考察する。
大河ドラマ見据え
今企画展では頼朝の挙兵までを展示。「来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』へつながる仕掛け」と同館。1月からは北条氏に関する展示を予定。頼朝の鎌倉入り以降、どのように鎌倉が変わっていくかを紹介する。
今企画展の観覧料は一般300円。午前10時から午後4時(入館は3時30分まで)。日曜・祝日休館。(問)【電話】0467・73・8501
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