清泉女学院中学校・高等学校の音楽部がそれぞれ、10月30日(土)・31日(日)に大分県で行われる「第74回全日本合唱コンクール全国大会」に出場する。中学校は14度目、高校は9度目の全国大会。南佑奈部長(高2)は「コロナ禍で苦しんでいる人にも、合唱を通じて感動を届けられれば」と抱負を語る。
中高の音楽部は9月18日・19日に埼玉県で行われた関東大会のそれぞれの部門で、金賞を受賞。全国出場を決めた。
昨年は新型コロナのため中止となり、2年ぶりの開催となる全国大会。同部もこの1年半は思うような練習ができなかった。個人練習やパートごとのオンラインレッスンなど歌える環境を整えてきたが、全員で歌声を合わせられるまでには時間がかかった。
今も練習は部員同士間隔を空け、マスクをつけて行う。「コロナ前は、隣りの人の息遣いがわかり、互いに空気を震わせる感覚があったが、今はない。でも一緒に歌える喜びを表現できれば」と副部長の市野愛美里さん(高2)と、練習責任者の西田凪沙さん(同)。
全国大会で披露する自由曲は「バビロン川のほとりで」「ディエス・イレ」の宗教曲など。ラテン語の歌詞も歌う。指導する顧問の佐藤美紀子教諭は「正確な音だけ気にするのではなく、歌詞の意味も深く考え表現できるよう意識している。自分たちらしい『清泉サウンド』を表現してほしい」と話す。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|