東京五輪・セーリング男子470級に出場し、7位に入賞した外薗(ほかぞの)潤平選手(30・市内在住)が10月26日、松尾崇市長を表敬訪問した。外薗選手は「今後はマリンスポーツの普及や後進の育成に力を入れたい」と話した。
外薗選手は「市長をはじめ多くの市民の方から応援していただいた。感謝している」とあいさつし、松尾市長は「7位入賞おめでとう。外薗選手の活躍は市民にとってもうれしいニュースだった」とコメントした。続いて、市役所が募集した市民からの応援メッセージが書かれたボードをプレゼント。外薗選手は「とてもうれしいです」と笑顔で受け取った。
外薗選手は、五輪を振り返り、「特別な大会だった。思った通りの結果ではないが、満足している」とし、印象に残ったシーンに「最後の決勝のレース。ボランティアや関係者が国旗や手を振って応援してくれたこと」をあげた。
鹿児島県生まれ。小学生の時は相撲、中学では陸上に熱中。ヨットとの出会いは高校生になってから。「これまでと違うスポーツをしてみたかった」と、それまで存在を知らなかった『ヨット部』の門を叩いた。元々、海が好きなこともあり、すぐにヨットの魅力に惹かれた。「風を捕まえて自然と一体になる感覚がたまらなく好き」とヨットの魅力を話す。
裾野を広げたい
五輪のため、生活の拠点を3年前に腰越に。店舗などが応援の張り紙を掲示してくれたり、道で声を掛けられたりして励まされた。
五輪後、大会には出場するものの、第一線から退く。所属していた会社も辞め、鎌倉市内でコーチ契約したウインドサーフィンの選手を教える。「子どもたちにマリンスポーツの楽しさを伝えて、裾野を広げたい。そういう機会を作れれば」と語った。
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