日本銀行横浜支店は11月10日、NHKで2022年に放送される大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の神奈川県内にもたらす経済波及効果は、1年で約260億円にのぼると発表した。今回の試算には、新型コロナによる観光産業への影響は織り込まれていない。
試算にあたっては、2007年から2018年までに放送された大河ドラマの主な舞台となった都道府県の、放送後の観光入込客数の増加率を参照。その増加率をもとに、神奈川県は新型コロナ前の2019年の宿泊・日帰り客数と比べ、宿泊客は49万人、日帰り客は394万人、それぞれ増加すると推計した。
約260億円の経済効果の内訳は、県内でのサービスなどにかかる直接効果が173億円、直接効果などによる雇用者所得の増加が消費に向けられる間接効果が86億円。日銀横浜支店は「今回の試算は、コロナ禍に見舞われる県内観光産業の回復の一助となることを祈念して行った」とし、「関係者の取り組みによってはこの試算を上回る経済効果も十分に期待できる」。
来年1月9日(日)から放送される予定の鎌倉殿の13人は、三谷幸喜さんが脚本を務め、主人公の北条義時役を小栗旬さんが演じる。
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