環境や貧困などの社会課題に取り組む起業家に小中学生が素朴な疑問をぶつけ、その様子をインターネット上で紹介する「こどもインタビュー」が、鎌倉市内で11月からスタートした。
この取り組みは、マーケティング業のデザイニック株式会社(御成町)が企画。同社が支援する社会起業家たちを広く知ってもらおうと、子どもが聞き手となって活動内容や思いを引き出す。起業家は子どもにもわかる言葉で説明することで伝える力を磨き、一方の子どもは身近な課題に耳を傾けることで社会への理解を深める。
ウェブ会議システムのズームを介したこれまでの4回のインタビューでは、市内の小学6年生・中村七渚さんが聞き手となり、県内外の起業家たちに話を聞いた。
12月8日には、持続可能な漁業を推進する日本サステナブルシーフード協会の鈴木允会長へインタビュー。魚を獲りすぎてしまっている現状に憂慮する鈴木さんの話を通じ、中村さんは「自分にも身近な海で、このような問題があることを知ることができた。日本だけでなく、海外の海もどうなっているのか気になる」と語った。
小・中学生を募集
インタビューの様子は、ウェブサイト「ザ・ソーシャル・イシューズ」で順次公開していく。デザイニック(株)の山中洋史代表(46)は「こどもインタビューを全国に広げていきたい」と語り、参加してくれる小中学生や社会起業家を募集中。希望者は同社・中村さん【携帯電話】080・8473・2744へ。
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