鎌倉市観光協会と、(株)横浜銀行、(株)浜銀総合研究所は12月28日、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の神奈川県内にもたらす経済波及効果は、1年で約307億円にのぼると発表した。新型コロナによる観光産業への影響は織り込まれていない。
試算にあたっては、昨年11月に同様の経済効果を約260億円と発表した日本銀行横浜支店の助言を踏まえ、市観光協会などが独自の検討を実施。観光入込客の増加数を468・5万人と想定し、官民連携での「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』鎌倉市推進協議会」が行うプロモーションや誘客事業などの効果を交えて試算した。
産業別では宿泊業が41億
約307億円の経済効果の内訳は、観光客の消費支出などの直接効果が212億円、製品やサービスに関わる部品や原材料取引を通じて増加する県内の生産額が61億円、それらによる雇用者所得増加が消費に向けられて活動が活発化する生産額34億円。総額307億円を産業別で見ると、宿泊業が41億円と最も大きく、飲食、商業、娯楽、運輸などが続いた。
市観光協会の大津定博専務理事は「コロナ禍を克服して、その先の希望の光となれば」と話す。
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