小栗旬さんが北条義時を演じる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が1月9日、スタートした。放送中からSNSで「頼朝(大泉洋さん)と政子(小池栄子さん)のやりとりがコント」「義時、初恋の八重(新垣結衣さん)に第1話から失恋」など多くの投稿で盛り上がった。
61作目となる今年の大河ドラマの脚本は、「新選組!」、「真田丸」に続き3作目の執筆となる三谷幸喜さん。第1話は1175年ごろ、義時と頼朝、政子の出会いなどがコミカルに描かれた。他の出演者も個性豊かな面々で、義時の父・時政(坂東彌十郎さん)や兄・宗時(片岡愛之助さん)、妹・実衣(宮澤エマさん)ら北条一族も三谷ワールドの中で存在感を示した。
楽しさの中にも、そこは中世。血で血を洗う凄惨な場面もあり、三谷さんが合戦や謀反、暗殺が繰り返された時代をどのように描写していくか興味深いところだ。
鎌倉歴史文化交流館の山本みなみ学芸員(32)は「親しみやすく、紹介された北条一族が今後、合戦を繰り返す史実の中でどう描かれるか楽しみ」と話し、今後の展開に期待を寄せる。
鎌倉市内も来訪者の受け入れ準備が進んでいる。JR鎌倉駅には懸垂幕での出迎えに加え、東口にある市観光総合案内所などでは市推進協議会が発行する「ゆかりの地周遊マップ」の配布も始まった。マップは13人にゆかりのある寺社などを巡る5コースを、エリアごとに紹介する。
ほかにも鎌倉歴史文化交流館では企画展「北条氏展」が開催中。鎌倉国宝館では、北条氏や関東武士と交流のあった仏師運慶にまつわる収蔵品が展示されている。
大河ドラマは毎週日曜日、NHK総合で午後8時から。再放送は土曜日午後1時5分から。
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