大学教授ら専門家を講師に、小学4〜6年生が学ぶ「子ども大学かまくら」が創立10周年を迎えた。修了生は、のべ1235人。今年は、大河ドラマなどをテーマにした授業や文章の書き方の夏期講座を予定している。
「子ども大学」は各分野の専門家を講師に子どもたちの素朴な疑問を追求するなど、学校とは別の学びの場として20年前、ドイツで始まった。
鎌倉では、埼玉県での授業に感銘を受けた田上寛さんが理事長となり、2012年にNPO法人子ども大学かまくらを設立。同年12月の養老孟司さんの記念講演を皮切りに、年5回の定例授業を基本に、体験学習やゼミ学習などを開いてきた。
講師は、さまざまな大学の教授や地元企業の代表らで、内容も鎌倉の歴史、ロボット、恐竜、文字の成り立ちなど、多岐にわたる。基本としているのは、いかに生きるかを学ぶ「生き方学」、なぜを追求する「はてな学」、どこ(生活の場)を知る「ふるさと学」の3つだ。
20年度の授業・講座の中止など、コロナ禍は田上理事長も「最大の難関」と振り返るが、昨年度は参加定員の半減やオンライン講座など、感染対策をしながら開催を実現した。
今年度も募集中
今年度の入学式と第1回の授業は、鎌倉生涯学習センターで5月21日(土)午前10時から。大河ドラマに合わせて「鎌倉殿・13人の重臣と鎌倉」と題し、フェリス女学院大学日本語日本文学科の谷知子教授が講話する。
対象は鎌倉市在住・在学の小学4〜6年生(保護者1人も基本的に参観可)。定員100人で多数時抽選。授業料は年間3500円。ゼミ学習・体験学習は別途参加費。希望者は、5月6日(金)までに子ども大学ホームページで申し込みを。
過去の授業内容はホームページでも閲覧可能。(問)田上理事長【電話】0467・23・3156
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