元日の能登半島地震を受けて、鎌倉市消防本部の消防隊員が神奈川県大隊の一員として被災地に入り、捜索救助活動などにあたっている。1月22日には中間報告が鎌倉市役所で行われ、第1〜3次隊として派遣された消火小隊長らが現地の状況を語った。
延べ38人派遣
「陥没や土砂崩れした場所が多く、道路の状態が想像以上に悪かった」。そう話すのは、1次隊の森勇樹小隊長だ。9日に鎌倉を出発し、5日間の日程で石川県輪島市内の土砂災害現場へ。発災から時間が経過しても、家屋がどこにあるのか把握できない状況にがくぜんとしながらも、捜索活動を続けた。
2次隊からは、大規模な火災があった輪島市朝市通りで活動。藤巻良規小隊長は、「雪が溶けて粘土質の土が重くなっていた」と振り返り、震災後の降雪も活動に影響を与えた。県大隊には、24日時点で6次隊までを招集。市消防本部は延べ38人を派遣している。
災害への備えとして、隊員たちが重要と口をそろえるのが水の確保。「飲料水としてだけでなく、生活用水としても欠かせない」と話し、家庭での備蓄を推奨する。
鎌倉市は支援物資として、輪島市に屋外シャワーキット2台、七尾市に500ミリリットルの飲料水6240本を提供した。
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