高校生が5分間の観光動画を作成して競う「観光甲子園2023」決勝大会が、2月4日に兵庫県神戸市で開催され、北鎌倉女子学園高校がグランプリを獲得した。同校がエントリーしたのは、全国から104チームが参加した「空飛ぶクルマ部門」。1年生4人のチームで掴んだ最高賞に、メンバーは喜びを爆発させた。
北鎌倉女子高のチームは、新堀天美さん、天達菜々子さん、石川野々香さん、上原ゆかりさんの1年生4人。実用化が注目される空飛ぶクルマを活用して観光事業を企画する「空飛ぶクルマ部門」に出場し、神奈川県内の歴史的建造物を2泊3日で巡り、フォトアルバムを作るツアーを考案した。
観光プランは、横浜市歴史博物館を出発し、箱根や横須賀を経由してみなとみらいが終着点。縄文時代から近未来までを時代順に巡るように計画し、実現による観光消費額や解決点などと合わせて、5分間のスライド動画で発表した。
バランスの良さ
メンバー4人は、観光甲子園の校内公募に志願し、6月から活動を開始。予選、準決勝を勝ち上がり、5チームが出場した決勝では1年生ながらグランプリを獲得する快挙を達成した。
上原さんは、チームの特徴について「バランスの良さ」と話す。歴史が得意な天達さんと、データ収集に長けた上原さん、石川さんが文章を仕上げ、リーダーの新堀さんが全体をまとめる。「自分が苦手な分野でも、誰かがカバーしてくれる」と4人は口をそろえ、なんでも言い合える間柄になったことも勝因と分析する。
田中雄大教諭(25)は、「夏休みも集まっていたのでよく頑張った。まだ1年生なので、いろんなことに自信を持って挑戦してほしい」と生徒たちを労った。
スライド動画は、大会公式サイトで配信中。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|