材木座在住の松岡隼さん(19)が、プロテニス選手を目指し活動を開始した。昨年1月時点の世界ジュニアランキングで17位にまで登りつめた松岡選手は、過去6年間の公認国際大会でシングルス・ダブルス合わせ優勝8回。「鎌倉から世界へ」を目標に掲げ、所属スポンサーを募って、今年中のプロ転向を目指す。
両親の影響で3歳からテニスを始めた松岡選手が、プロを目指すようになったのは14歳の時。国別対抗戦で初めて日の丸を背負って以来、「世界に追い付きたい」と競技に励んできた。
翌年には、新型コロナの流行で大会が次々と中止。練習に専念できたことが飛躍の契機となり、国際大会ではシングルスとタブルスで計8回優勝。世界ジュニアランキングでも17位に付けた。
欧州でのツアー転戦や全日本選手権を控える松岡選手は、今年中のプロ転向を目指す。「結果を残し、スポンサー契約ができた段階でプロに転向したい」と話し、世界ランクは50位以内を狙う。
その中で課題にあげるのは、海外選手との体格差。「俊敏性やスタミナなど、『あるもの』を磨いて勝負したい」と目標を定める。父の信幸さん(61)は、「これからはより厳しい道になると思う。一番の理解者としてサポートしていきたい」と話す。
後援会は300人超
松岡選手を後押しするのは、「鎌倉で松岡隼君を応援する会」。鎌倉ローンテニス倶楽部(笛田)のメンバーを中心に、昨年4月に後援会が発足。松岡選手の活躍をSNSで発信し、会員は300人を突破した。同会の中野文雄さん(49)は「試合の度に強くなり期待感が増している」と話し、応援に力が入る。
また松岡選手は、4月8日に松尾崇市長を訪問。松尾市長は、「目標に『鎌倉』が入っているのがうれしい」と喜び、活躍を期待する。
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