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鎌倉版 公開:2024年5月17日 エリアトップへ

カマクラ夜市に外国人屋台 月1回出店で地域交流

コミュニティ経済

公開:2024年5月17日

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南アフリカの郷土料理を販売するマッケンジーさん(右)=11日
南アフリカの郷土料理を販売するマッケンジーさん(右)=11日

 小町通りの商業施設・アイザ鎌倉の広場で、飲食や買い物が楽しめる「カマクラ夜市」が3月から毎週土曜に開催されている。小町珈琲(アイザ1階)の谷口義明さんが「ビルを盛り上げたい」と発案し、現在は屋台4店舗が軒を連ねる。5月11日には、南アフリカ出身で雪ノ下在住のマッケンジー・カイルさん(35)が出店に初挑戦。郷土料理のソーセージを販売し、地域住民との交流を図った。

 マッケンジーさんが夜市で販売したのは、南アフリカ名物のソーセージ「ブルボス」。作り方やスパイスの調合など家庭ごとに秘伝のレシピがあり、マッケンジーさんは「我が家の味を知ってもらえるのがうれしい」と胸を弾ませる。

語学講師が橋渡し

 マッケンジーさんと夜市をつないだのは、市内で語学学校の講師を務める樋口佳奈子さん。日本に暮らす外国人と接する中で、新型コロナの流行により、地域コミュニティに参加しづらい状況を目の当たりにしていた。夜市を企画する谷口さんに相談し、樋口さんとつながりのある外国人たちが月1回の頻度で出店することが決定。樋口さんは、「私自身も海外で暮らしていた時に、現地の人にたくさん助けてもらった。食は交流の入り口になる」と期待を寄せる。

 マッケンジーさんは、来日9年目。普段はデジタルマーケティングの仕事に従事しているが、屋台の出店に初挑戦。妻のあかりさん(32)は、「普段の会話では私が間に入るけれど、食はダイレクトにつながることができる」と話し、地元住民との交流を喜んだ。

 カマクラ夜市は、9月末までの毎週土曜午後5時〜9時に開催。入場無料でペット同伴可。6月22日(土)には、オランダ人のグループが同国とノルウェー料理を販売する。

出店者も募集中

 カマクラ夜市では、飲食や物販の出店者を募集中。自信作を披露したい人など誰でも出店でき、1回限りの試し出店も可。(問)谷口さん【電話】0467・33・5276

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