子ども議会で32人登壇
市議会の疑似体験を通して、議会制民主主義への理解と地方自治の仕組みを学習する「第23回かまくら子ども議会」が7月25日、鎌倉市議会本会議場で開催された=写真。
鎌倉市内16の小中学校から32人が参加した子ども議会。小中学生たちは、都市整備や人権、歴史、文化、福祉、産業、環境、教育などのテーマに沿って、予め準備した質疑内容を1人ずつ発表した。松尾崇市長をはじめ高橋洋平教育長や各部次長らが答弁し、本会議さながらの雰囲気で議事が進んでいった。
藤原海澄君(鎌倉女子大初等部6年)は、名越クリーンセンターの稼働停止により、市内で燃やすごみが処理できないことについて言及。松尾市長は、「これまでは自区内で処理していたが、人口減少やゴミの減少により、ゴミ処理の広域化や集約化が求められている」と回答した。教育格差をなくすために放課後学習を充実させられないかと質問したのは、田中瑠莉さん(今泉小6年)。高橋教育長は、「まずは学校にいる時間内で格差をなくし、生徒が理解しやすい授業環境を整えたい」と話した。
内藤玄翔君(大船小6年)は「自分の思いを伝えることができた」と喜び、樋口結奏さん(横浜国大鎌倉中3年)は「予想と違う回答だったので、生徒会活動にも生かせる」と目を輝かせた。
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