玉縄中出身の田村遥香さん(法政二高3年)が、8月1日まで福岡県・博多の森陸上競技場で開かれた全国高校総体(インターハイ)の陸上競技・女子800mに出場し、7位入賞を果たした。中学時代は県3位が最高成績だった田村さんは、高校では「全国で戦える選手に」と掲げ、堂々と全国区に成長したことを証明した。
5月の県予選、6月の南関東予選を制し、2年連続でインターハイ出場を果たした田村さん。前回のインターハイは予選レースを突破したものの、準決勝で敗退し、リベンジを誓っていた。
自己新にガッツポーズ
7月30日午前に行われた予選は、2分9秒81で通過。「絶対に決勝へ」と迎えた同日午後の準決勝では、飛び出した先頭を追う2位グループでレースを進め、得意のラストスパートで2位。組ごとの2着までが必ず進める決勝の切符を手にした。記録も2分8秒89と、それまでの自己ベスト(2分9秒37)を1年ぶりに更新し、ガッツポーズで喜んだ。
全国の地区予選を勝ち抜いた66人の中から、決勝に残れるのはわずか8人。田村さんはその1人として31日の決勝へ。気温33度を超す中、前半の400mは6番手につけ後半の追い上げを狙ったが、連日の疲労から「最初の200mで疲れてしまった」と順位を下げて7位(2分14秒54)でゴールした。「悔しい気持ちがある。でも決勝に進んだのは去年から成長した部分かな」
「すごいうれしい」
今年の女子800mには、中学時代から注目を集めるドルーリー・朱瑛里(岡山・津山高2年)、高校生ながら7月に日本新記録を樹立し今大会も制した久保凛(大阪・東大阪大敬愛高2年)らも出場し、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。
世代トップの選手たちとともに走り、全国7位入賞という結果に田村さんは、「すごいうれしい」と笑顔が弾けた。
小学5年から陸上を始め、中学時代は県3位が最高順位だった。高校で飛躍した800mについて、「スピードと持久力で自分の良さが最も出せる」と話す。152cmのランナーは、さらなる高みを目指す。
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