鎌倉廃棄物資源協同組合の代表理事に就任した 光山 英虎さん 常盤在住 50歳
根気よく、丁寧に
○…今年10月に粗大ごみの収集方法変更や、来年4月から一部地域での戸別収集の導入など、ごみ処理の転換期を迎える鎌倉市。市内の企業や事業所などを中心に、ごみ収集と運搬業務を担う鎌倉廃棄物資源協同組合の代表理事に今年就任した。今回の役員改選で執行部の平均年齢が20歳ほど若返り、「色んな業種との関係を深めながら、体外的な活動を展開していきたい」と目論む。
○…組合に加盟する18社の1つである山一商店で、取締役を務める。創業者の祖父から誘われ、現職に就いたのは20歳の時。「ごみに関する規定や法律を覚えるのに精一杯で、収集先の企業に育ててもらった」と当時を振り返る。5年後には、市内の若手経営者らで構成する鎌倉青年会議所に入会。「名刺の出し方から人間関係の構築まで、社会人としての基礎を学んだ原点」と話し、経験が生きている。
○…山崎小、大船中の出身。遊びも買い物も大船が中心で、「庭みたいなものだった」と自転車で駆けまわった。現在は旅行が趣味で、妻とともに韓国へ年3〜4回訪れる。都心部ではなく、空港から新幹線に乗って地方を巡るのが恒例のルート。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を満喫する。
○…「強いことが言えない性格」。だからこそ、叱るのではなく根気よく教えることで、社員たちを育ててきた。高齢化が進むにつれて、ごみ処理の現場で求められることも増えてくる。今後見据えるのは、ごみが出ていない一人暮らしの住民へ声かけする見守り収集や、落石や倒木など道路状況の悪い場所を一早く察知できる体制を構築すること。「求められているニーズに応えたい」。時代の流れに乗りながら、鎌倉の街を支えていく。
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