旧梶原こども会館の施設と裏山の自然を生かした多世代交流施設「かまくら冒険遊び場・梶原」(梶原4の4の2)が11月、オープンから丸5年を迎えた。鎌倉市とNPO法人かまくら冒険遊び場やまもりが協働運営する遊び場で、乳幼児の親子や近隣小学生など年間で約8500人が利用している。
ブランコやアスレチックの手作り遊具を備えた裏山に、卓球やカードゲーム、読書が楽しめる館内。ものづくりや読み聞かせを行う「おやこサロン」も定期開催され、乳幼児の親子や下校後の小・中・高校生と、多世代にわたる利用者が思い思いの時間を過ごしている。
冒険遊び場がオープンしたのは、2019年11月。子育て中の親やその支援者で結成した「かまくら子育て支援グループ懇談会」と、自然の中で親同士が見守り合いながら保育に携わる「青空自主保育」の経験者でNPO法人を立ち上げ、鎌倉市とともに協働運営している。現在では、30〜50代のスタッフ11人が在籍。週4日の開館に加え、市内の緑地や公園での「出張!冒険遊び場」を年6回企画し、自分の力で自由に遊べる機会を用意する。
育った中学生がイベント企画も
「いつでもここに戻ってこられる環境づくりを」と話すのは、坪井玲子理事長。オープンから5年が経ち、当時利用していた小学生が中学生になり、今では祭りの企画立案に参加することも。「5年間で中身が濃くなった。このつながりが持続するように」と期待を込める。
12月7日(土)と8日(日)には、冬まつりを開催。冒険遊び場は、乳幼児の親子と小学生〜高校生が普段利用できるが、冬まつりに合わせて一般開放される。当日は、木工遊具の制作やブロック塀のペンキ塗り、バルーンアート(8日のみ)などを予定。冬まつりは両日とも午前10時30分から午後3時まで。(問)かまくら冒険遊び場【電話】0467・47・1433(火・水・金・土曜開館)
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