神奈川県は先ごろ柳島青少年キャンプ場について、今年度いっぱいで施設を廃止することを発表した。県以外の運営によるキャンプ場存続など、今後について県と茅ヶ崎市は話し合いを続けているが現在まで結論は出されていない。
一昨年より県は、施設運営の見直しについて有識者などによる検討会を実施。その年の12月に発表された報告書で、同キャンプ場は「観音崎青少年の家」(横須賀市)、「清川青少年の家」(清川村)と共に、移譲か廃止する方向性が打ち出されていた。
県施設としての廃止は昨年12月の県議会で議決された。キャンプ場の運営は3月いっぱいまでとなり、4月1日以降は閉鎖/立ち入り禁止となる。
県から委託を受けて同キャンプ場を運営している県青少年協会には廃止についての問合せが多いという。「柳島の施設はこれまでのボーイスカウトや子供会などといった団体利用に加え、最近は一般家族の利用が増えてきていたので残念。県と市の話し合いが、この時期になっても結論づけられないのが利用者に不安を与えているのでは」と話している。
県の担当課は「今後の施設運営については茅ヶ崎市と話し合いを続けている最中。再開するのかそれとも廃止なのかは今の時点で未定だが、出来るだけ早く結論を出したい。神奈川県としては、地元の自治体に管理運営してもらいたいという考えを伝えている」としている。
これに対し茅ヶ崎市は「キャンプ場としての機能を残すなど、存続への前向きな調整を重ねている。しかし結論を出すのは次年度になるのでは」と話すに留まっている。
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