女性交通指導員を委嘱 県内自治体で初の試み
茅ヶ崎市はこのほど女性交通指導員8人を委嘱した。これまで神奈川県交通安全協会が女性指導員を任命した例はあるが、県内市区町村が委嘱するケースは今回が初。全国で見ても静岡県裾野市に次ぐ2例目となった。
約2年前から茅ヶ崎地区交通安全協会と茅ヶ崎市の間で本格的な協議を重ね、「男女双方の考えを取り込もう」という考えから今回の委嘱に至った。
任を受けた女性交通指導員は内藤ふさ子さん、山田幸恵さん、柳川良子さん、丸照代さん、鷹箸智子(たかのはしちえこ)さん、岡本さよ子さん、馬場佳寿美(かすみ)さん、高橋登美恵さん。8人はそれぞれ市内で活動する各ボランティア団体の中から選出された。
今後は、市内の各地域でキャンペーンなどの広報活動や高齢者の事故防止のための交通安全教室などに出勤し、市民の安心、安全のための啓発活動を行う。またこれまで平日の朝や昼など手薄になっていた時間帯などにも必要に応じて出勤し、態勢を強化する。任期は1期3年で人員も今後の活動の必要性に応じて増員させていく。
茅ケ崎地区交通安全協会佐藤たゑ子事務局長は「女性の力を最大限に発揮し、高齢者を対象にした新たな活動や取り組み、実践的な訓練での指導などを行っていきたいと考えています」と話していた。
啓発活動で呼びかけ
4月10日には、JR茅ケ崎駅周辺で実施された「春の全国交通安全運動・交通事故死ゼロを目指す日街頭キャンペーン」に参加。この日が初出勤となった女性指導員らは市交通安全対策協議会に所属するメンバーと共に、通行客らに交通安全意識向上を呼び掛けた。
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