果樹や稲に被害を与えるカメムシが神奈川県下で数多く発生し、茅ヶ崎市内の果樹園などにも飛来が確認されている。柿や米穀の収穫を前に、関係機関では注意を呼びかけている。
病害虫の発生状況調査を行う県農業技術センターによると、柿や柑橘類などの果汁を吸うカメムシが今年は県下全域で大量発生。過去10年の平均と比較してもかなり多いという。要因として考えられるのは、昨年から越冬した個体数が多かったこと。そのため、全体の個数が増加したことでカメムシが好むヒノキの球果が不足し、果樹園などにまで飛来しているという。
これに伴い、県は8月22日に注意報を発令。9〜10月まで、梨や柿などの被害が多くなると予想し、防除対策などを呼びかけている。JAさがみ茅ヶ崎営農センターでも各部会などで注意喚起を行っている。
市内でブドウなどを作るある農家からは「夏場からカメムシやアブラムシが多かった。商品価値が無くなってしまうので防虫剤で対処するしかない」という声も聞かれた。
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