茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会
公開日:2015.10.30
振り込め詐欺
「防犯ソング」で地域に警鐘
市内作曲家らが制作
茅ヶ崎市内の振り込め詐欺被害をなくそうと、このほど市内高田在住のミュージシャン矢口一朗さんと歌手のPEKO(本名:豊島智子)さんが振り込め詐欺撲滅を目的とした歌を制作し、市と茅ケ崎警察署に提供した。
振り込め詐欺被害が増加傾向にある同署管内では、署員や行政職員などが高齢者宅を個別訪問するなど注意を呼びかけてきたが、今年度の被害額は、9月末時点ですでに昨年を上回る7480万円となっている。
矢口さんらはこの事態に「歌で注意喚起できないか」と発起し、防犯ソング3曲を制作。10月20日に駅北口ペデストリアンデッキで茅ヶ崎寒川犯罪ゼロ推進会議のキャンペーンに参加し、ハワイアン調の楽曲「正義のアロハ」を披露した。ユニット名は「正義」の意味を込めJas-TI's(ジャスティス)。他2曲にはロック調の「オレじゃない!」、レゲエ調の「Baaba de(バァーバ デ) ズイズイ☆」がある。
矢口さんは「高齢者は詐欺に気づきにくいと思い、お孫さんなど家族、または周りの人から浸透していくよう様々な曲調にした。フラの振付なども知ってもらい、地域で詐欺撲滅を促進できれば」と話している。
現在、この防犯ソングは市HPやYou Tubeで視聴が可能で、今後は市の広報番組でも放送予定。年内にCD化のほか、金融機関や商業施設などでの放送が検討されている。
視聴方法などの詳細は市秘書広報課広報担当【電話】0467・82・1111へ。
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