このほど、市内菱沼のNPO法人サイクルキャビン(土橋徹司代表)が3輪自転車「サイクルキャビン」による外出支援サービスをスタートした。これは代表の土橋さんが、自身のうつ病経験から「福祉サービスの対象である高齢者や障害者に関わらず、心身の健康を整え増進できる新しい支援が必要」との思いから始めたサービス。主にヨーロッパで展開されている観光目的のベロタクシー(自転車タクシー)と異なり、茅ヶ崎を中心とした街で景観を楽しみながら、心の充実を図ってもらうことを目的にしたもの。障害のある利用者に対しても、介護資格を持つ土橋さんが「サイクルガイドヘルパー」として外出を支援する。
細部までこだわり
12月19日には市内香川の熊澤酒造で発表会が行われ、車両がお披露目された。
車両には大人2人程度が座れるシートがあり、足元はペットも同乗可能。利用は会員登録が必要(同乗者は非会員でも可)で、乗車料金は1時間1人3500円(初回30分無料試乗可)。
開発には市内のサイクル・アーティストの谷信雪さんが協力。車椅子の積載スペースや雨除け、ウィンカーなどのほか、操縦者の重心移動で乗客に負荷が掛からないよう細部にまでこだわりが施されている。
土橋さんは「心の癒しに繋がるひとつのライフスタイルになれば。市外の利用者には茅ヶ崎の良さをPRしていきたい」と今後の展望を語った。
サービスの利用や詳細については同団体【電話】0467・40・5593、または【メール】info@cyclecabin.orgへ。
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