公職選挙法の改正により今夏の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、茅ヶ崎市選挙管理委員会が2月2日に市内西久保の県立茅ケ崎養護学校(中村信雄校長)で選挙に関する出前授業を行った。
市内で新たに有権者となる18歳と19歳は約5000人。市選管では「参院選を前に選挙を身近に感じてもらいたい」と市内の県立高校の2年生を対象に選挙の出前授業を企画。準備を進めていたところ、2月3日に高等部の生徒会選挙が行われる同校から要望があったことで市内第一号の出前授業が実現した。
本番に備える
当日は高等部の3年生18人が授業に参加した。選挙管理委員会の職員が、国政選挙などで使用される投票箱や投票用紙、記載台を持ち込み、クイズなどを交えながら選挙の仕組みや投票の方法などを解説。「投票する人は自分で決める」「お金をもらって投票してはいけない」など選挙の約束事についても説明した。真剣な表情で授業を聞いていた男子生徒は「説明を聞いて、選挙には行ったほうが良いと思った」と感想を話した。前澤美子教頭は「普段の授業では扱わない内容なので、こうして解説してもらえるのはとてもありがたい。生徒たちも熱心に話を聞いていて、良い予行練習になりました」と感謝を述べた。
翌3日に立候補者の演説や投開票が行われた生徒会選挙では、本物の投票箱や記載台などが使用された。また同校では投票日に登校できない生徒を対象に、期日前投票も取り入れた。
市選管では今後、市内にある他の県立高校でも出前授業を実施していく予定。要望があれば中学校でも行うという。
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