沖縄の方言で助け合いを意味する「ゆいまーる」。ひとり暮らしの高齢者や障がい者、子どもに低価格で食事を提供する「ゆいまーる食堂」が4月20日(水)にちゅら島家(萩園1270の33)内に開所する。
この事業は、茅ヶ崎市を拠点に聴覚障害者と健常者をつなぐ活動に取り組む「神奈川ゆいまーるの会」(古和田勝美代表・48歳)が主催。茅ヶ崎市の市民活動げんき基金の補助を受けて実施するもの。
古和田代表は30代で体調を崩したことから、建康に良いとされる沖縄の食に目覚め、茅ヶ崎市と沖縄県那覇市を行き来するように。水泳の指導員と福祉の仕事に携わる中で2006年、39歳の時に障がい者の自立支援を行う「神奈川ゆいまーるの会」を茅ヶ崎市で立ち上げた。同時に市内に沖縄の食を広めようと屋台でかき氷などを販売する「ちゅら島家」を始め、今年3月に萩園に実店舗を構えた。「子どもの貧困のニュースを耳にし、地域で温かいごはんを提供できないか」と事業を思いたったという。
店舗の営業時間外や定休日などを利用し、こども、ひとり親家庭、ひとり暮らしの高齢者などに手作りのごはんや味噌汁、おかずを1食300円で提供する(20食限定)。利用は予約制で申し込みは【携帯電話】080・9553・7878へ(日曜、月曜を除く午前11時から午後7時)。当面は毎週水曜日の午後5時から7時に実施し、利用状況を見ながら開催日を増やしていく。
古和田代表は「こどもだけでも食べに来てほしい。活動を広げていきたい」と話している。
|
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|