6月12日に「ちがさきプロレス」を企画する 戸田 秀雄さん 松林在住 49歳
戦う姿でまちに元気を
○…「ふたを開けてみないとわからない。怖さももちろんある。でもやると決めたからやる」。市内で初となる継続開催の地域密着型プロレスを、地元レスラーと共にゼロから企画。「地域を盛り上げたい」という熱意だけで始めたが、その思いに飲食店なども続々と賛同し市内もにわかに活気づき始めている。「茅ヶ崎のために各地のレスラーも集結してくれている。必ず次につながる1回にしたい」と意気込みを語った。
○…182cm・98kgの引き締まった体。デビューは31歳と遅咲きだが、49歳という年齢を全く感じさせないダイナミックな技で生涯現役を貫き通す屈強のファイター。試合で全国に赴き、相手を担いで頭から落とす『えぼし岩クラッシュ』が決まると女性の黄色い声で会場が埋まる人気ぶりだ。普段は市内でヘルパーの職に就き、試合時の近寄り難いオーラからは一転、心優しく高齢者をサポート。「そのギャップがたまらない」と市内のファンも多い。「どっちも大事な仕事、全力です」とニカッと笑う。
○…東海岸北出身。子どもの頃は体も小さく喘息があり病気がちだった。将来の夢もないまま少年時代を過ごした。26歳の時、フリーターの姿を見かねた母から市内のスポーツクラブに誘われた。そこで働いていたプロレスラーとの出会いが人生を変えた。「自分と全く違う体、スゴイ」とその日からトレーニングを開始。次第に交流が生まれ、試合にもついていくように。デビューは自然の流れだった。「横浜文化体育館のリング。それが始まり」
○…地方興行の楽しみはご当地ラーメン。知らない土地で隠れた名店を探すのが楽しみなのだとか。息抜きは自転車。晴れた休日は海岸線を走り、湘南の波を見ながら1日を過ごすのが癒しだ。妻と2人の子どもの4人暮らし。特に中学生の娘さんは一番の応援隊長だという。「戦う姿を見せたい。だからがんばれる」と照れながら微笑んだ。
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