小俣夏乃さん(19)=茅ヶ崎市中島出身・在住=が、シンクロナイズドスイミングの日本代表チームの一員として、8月に行われるリオデジャネイロ五輪に出場する。7月1日には茅ヶ崎市役所を訪問し、自身初の大舞台へ向けた意気込みを語った。
この日は五輪日本代表の真紅のジャケットに身を包み、母・和子さんとともに市役所を訪れ、服部信明市長らと面会した小俣さん。服部市長から「市民皆で応援しているので、これまで支えてもらった方々から寄せられた思いを力に変えて欲しい。現地での活躍に期待している」とエールが送られると、小俣さんは「初めての舞台なので緊張しているが、ここから練習に追い込みをかけてメダルを持ち帰りたい」と力強く答えた。
自身初出場の五輪に向けて「初めてのことなので、楽しみというよりとにかく緊張している」と話し「参加するだけではなく、結果にこだわりたい。ライバルのウクライナに勝って、メダルを持ち帰る」と続けた。
3月中旬に所属クラブを通じて代表入りの知らせを聞いたという小俣さんは「その時は電話で知ったので、実感が湧かなかった。その後徐々に自分が代表の一員なのだと実感してきた」と振り返る。リオには、8人で演技する「チーム・テクニカル ルーティン(8月18日)」、「チーム・フリー ルーティン(8月19日)」に出場予定。代表メンバーの中で最年少の小俣さんは「身長も代表の中で一番小さい(161cm)が、気合と根性で先輩たちについていく」と話す。
これまで日本代表の井村雅代コーチのもと1日12時間の練習を重ねており「練習は想像していた以上に厳しい。でも、厳しい練習を乗り越えてきたからこそ得られた自信がある。根性は誰にも負けない」と話す。
「リオで最高の演技見せる」
現在国士館大学2年の小俣さんは、4歳で競泳を始め、9歳の時「アクラブ藤沢」でシンクロナイズドスイミングに転向した。柳島小学校、中島中学校を卒業し、現在も所属する「アクラブ調布」に近い県立麻生高校(川崎市)へ進学。
小6、中学生時に全国大会で優勝し、高1の頃からはジュニアの日本代表に選出され、2014年の世界ジュニア選手権ではフリーコンビネーションで優勝を果たすなど実績を積み重ねてきた。
今後は、大阪と東京での国内強化合宿に参加し、7月下旬に出国予定。「今までの練習の全てをリオで出し切り、最高の演技を見せたい」と話した。
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