茅ヶ崎市議会の2016年第3回定例会が、9月1日から30日まで30日間の会期で始まった。補正予算案や条例の改正案など33の案件が上程される。補正予算には前副市長遺族への見舞金も計上されている。
一般会計補正は歳入歳出それぞれに1億3121万2000円を追加して、歳入歳出の総額を714億1824万6000円とする。
歳出の主な内訳は、市職員の公務災害等見舞金支給のための負担金補助及び交付金(3000万円)、児童発達支援や放課後等デイサービスに対する扶助費(2億2658万円)、B型肝炎ワクチン予防接種の定期化に伴う委託料や印刷製本費等(2997万円)、東海岸寒川線街路事業の買収予定用地地権者に対する補償補填と賠償金(4489万円)、今宿小学校給食調理場建設の設計委託料(2332万円)など。(仮称)柳島スポーツ公園に面する鉄砲道の歩道整備を道の駅整備の進捗に合わせて事業実施を次年度とするため、委託料と工事請負費3億1074万円を減額補正する。
市議会議員による一般質問は9月1日から5日にかけて11人が登壇し、保健所政令市移行や公共施設整備など21項目を質問する。
木村前副市長遺族に見舞金
補正予算に計上された公務災害補償関係経費(3000万円)は、2014年10月に出張先のハワイで事故死した木村竹彦前副市長(当時63歳)の遺族に公務災害見舞金を支給するもの。
木村前副市長はホノルル市・郡との姉妹都市協定締結式の後、両市の関係者で行っていたサーフィン中に溺れ、搬送先の病院で亡くなった。事故直後の市の説明で一時、非公務との報道もあったが、後に「サーフィンは在ホノルル総領事館からの提案で当初から公務に組み込まれていた」とあらためて市が説明していた。
今年2月に地方公務員災害補償基金が公務災害と認め、市は条例に基づき死亡見舞金を支払うことを決めた。同条例の適用は茅ヶ崎市で初となる。
(8月29日起稿)
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