11月1日の臨時議員総会で茅ヶ崎商工会議所13代会頭に選任された亀井信幸氏に話を聞いた。
――抱負をお聞かせ下さい
商工会議所がどのような活動をしているのかあまり知られていないのが実情です。市民のため、商工業事業者のために素晴らしい活動をしていることを知って頂き、その上でもっと活用して頂きたい。そのためにも商工会議所としてより外に発信することが必要だと考えています。商工会議所には、総合経済団体として地域の商工業者の総合的な改善発展を図るとともに、「社会一般の福祉の増進」という目的があります。そのためにも行政、観光協会や市商連をはじめとした諸団体、NPO、青年会議所などと協調して商工業の発展と共に、茅ヶ崎のまちづくりに取組んで参ります。
――茅ヶ崎市の経済発展プランなどお聞かせ下さい
「道の駅」の誘致を商工会議所が市に提案したように、商工業の発展に何が必要か調査・研究を積極的に進めています。その一例が昨年立ち上げた「ちがさき魅力向上会議」です。「市民のより豊かな生活の実現には何が必要か?」。それにはまず駅周辺で子どもからお年寄りまでがゆったり過ごせる安心安全な場所づくりです。にぎわいや交通安全の問題などの議論を地域の皆様と考えていきたいと思います。
――来るべき超高齢化社会にどのような対処を?
2025年問題(団塊世代が後期高齢者になる)などこの問題はまったなしです。茅ヶ崎市は商工会議所や東京大学などと連携し「豊かな長寿社会コンソーシアム」を立ち上げました。これは第2の人生を健康で過ごす社会のために、産官学民が協力しながら必要なサービスなどを創出するものです。福祉の増進は税金で賄えなくなり、これまで行政が行ってきたサービスを民間が担わなくてはなりません。これをビジネスチャンスと捉え、商工業者の皆様と研究して参ります。
――茅ヶ崎市の将来は?
地域の発展にはバランスが大切です。幸い、茅ヶ崎市は1次、2次、3次産業、歴史、文化、自然環境、立地が揃い、恵まれています。そうした資産を活かす方法を考えないといけません。
茅ヶ崎市は人口が24万人を超えましたが、高齢化が進む中でこれからは「経済に頼らない価値観」が大切な物差しに。それが生活の豊かさだと考えます。
人が増えれば消費が広がります。人が集まる街になることが重要で、それには「子育てしやすい」など将来が展望できるまちづくりが必須になります。茅ヶ崎は多くの人が生きがいを感じ、目指すライフスタイルの実現が可能な街です。世界中見てもこれほど良い街はないと思います。副会頭を12年務めさせて頂いたことで多くのことを学び、実現したいことがたくさんできました。市民の皆様に会議所を身近に感じて頂き、ともに茅ヶ崎の発展を目指したいと考えています。
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