知的障害者などを対象にした通所型生活介護施設「湘南つつみ苑」(茅ヶ崎市堤)を運営する社会福祉法人ひざしの丘(木村忠雄理事長)では、利用者の高齢化を見据えた生涯の生活の場としてグループホームの建設を進めている。このほど建設用地の目途がついたことから、後援会が協賛を呼びかけるなど動きが本格化している。
「終の棲家」に
建設予定地は、堤の大岡越前通り沿い。面積は約270坪で約219坪を地権者から寄附を受け、残り約51坪は購入する。現状は農地のため県に転用、市に開発の許可を申請中で、どちらも12月初旬には許可が下りる予定。建物は木造2階建て10戸、10人が居住する。
同法人では「苑に通う知的障害重度の方が親を亡くした後の『終の棲家』が必要」と20年以上前から入所施設を計画してきた。2001年頃に苑に隣接した土地で建設を計画したが、国の福祉制度の転換により断念。その後、ひざしの丘後援会(小山俊一会長)が立ち上がり候補地探しなどに協力するも地価や造成費用、環境面の問題などから長らく用地が定まらなかった。このほど地権者から寄附の申し出があり、その他の必要条件も整ったことから建設に向けて前進した。
チャリティ講演で後援会が資金援助
施設の建設と運営の初期投資には約1億5600万円が必要。苑では4分の1を自己負担し、残りは国庫や市の補助金、融資、後援会の寄附などで賄う予定。後援会では12月13日(火)に茅ヶ崎市民文化会館でチャリティ講演会を催し、入場料1000円を寄附に充てる。講師は二宮金次郎の子孫、中桐万里子氏。問い合わせは海老名実行委員長【携帯電話】090・2650・1954へ。
同苑では「後援会をはじめご支援を頂いている皆様に感謝。資金計画にはまだ協議中の部分もあり、少しでも多くの寄附が寄せられれば助かります」と話す。
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