細菌やウイルスの感染で嘔吐や下痢などの症状が現れる「感染性胃腸炎」の発生が、茅ケ崎保健福祉事務所管内で急増している。市内では学級閉鎖などの措置をとる小学校もあり、同事務所では注意を呼びかけている。
茅ケ崎保健福祉事務所管内(茅ヶ崎市、寒川町)では、45週(11月7日から13日まで)に定点医療機関当たりの患者報告数が23・57人となり、警報レベル(20)を超えた。県内平均は14・08人で、この週に警報レベルに達した保健所は県内で茅ケ崎のみ。市内では10月下旬から保育園などで発症の報告があり、11月10日から21日までに小学校1校1学年で学年閉鎖、5校5学級で学級閉鎖の措置がとられている。
年末にかけて徐々に増加した昨年に比べ今年は一カ月近く早い流行で、週当たりの患者報告数も昨年より多くなっている。
手洗いを励行
冬期の感染性胃腸炎にはウイルス性のものが多く、ノロウイルスを中心に毎年、学校や入居施設などで集団発症するケースがある。感染者の嘔吐物や便などに触れた手や指を十分に洗わずに感染することがあるほか、汚染された生の二枚貝を原因とするノロウイルス食中毒もある。茅ケ崎保健福祉事務所では「感染予防のため、食事の前やトイレの後などにしっかりと手洗いを行ってもらいたい」と注意を呼びかけている。
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