赤羽根中学校(飯田芳之校長)3年生の黒田愛玲(あいら)さん(15)が12月4日に、神奈川県企業庁「平成28年度水道に関する作品コンクール」のポスターの部・中学生の部で「最優秀賞」(神奈川県知事賞)を受賞した。黒田さんは「こんな大きな賞に選ばれるとは思わなかったので驚いた。自分の描いたメッセージが審査員の方へ伝わったと思うと、とても嬉しい」と話した。
「水道の大切さ」作品に
黒田さんが作品を応募したのは、所属する美術部顧問から、夏休みに取り組む様々なコンクールを紹介されたことがきっかけ。その中から「普段から身近にあって、水道は生きるために必要。自分にとって大切なものなのでテーマにしやすいと思った」と水道ポスターコンクールを選んだ。また「東日本大震災の時に、テレビなどの報道を見て水の大切さを強く感じていた」と振り返り、作品の構想を膨らませていった。
その後2週間以上かけて試行錯誤を重ねてイメージを具体化させ、夏休み中の2週間で作品を仕上げた黒田さん。ポスターには、テーマに掲げた「生命を育む水」という文字とともに、地球をモチーフにした青い球体とそれにつながる水道、流れ出る水の中に生命をイメージしたオレンジ色の花のモチーフを配置。始めに画用紙一面を白く塗ってからグラデーションの技法を用いたほか、画材にストローのフチや綿棒を用いて水の泡を表現するなど、細部まで色やタッチにこだわって仕上げた。
黒田さんは「生命を育むために必要不可欠なきれいな水を与えてくれる水道の大切さを作品に込めた」と話す。幼い頃から絵を描くことが好きで、現在は美術部に所属し、普段はパステルや鉛筆での模写を中心に作品を生み出している。今後については「本も好きなので読書に関するポスターや、写真撮影での作品作りにも挑戦していきたい」と意欲を語った。
![]() 最優秀賞を受賞した作品
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