Jミルク主催「第4回牛乳ヒーロー&ヒロインコンクール」で、茅ヶ崎市立汐見台小学校5年の中島彩葉(いろは)さんが描いた「ミルばあちゃん」が、応募総数2万1725作品から最優秀賞の農林水産大臣賞に輝いた。
子どもたちが牛乳に関心を持ち、大切に思う気持ちを育むことを目指して設けられた同コンクール。最優秀賞には「牛乳ヒーロー」と中島さんが受賞した「牛乳ヒロイン」の2作品が選ばれ、2017年度の食育教材キャラクターとして採用される。
モデルは祖母
中島さんが応募したのは、学校の夏休みの宿題でリストを渡され、その中から選んだことがきっかけ。製作時間は2時間ほど。色鉛筆と絵具を使用し、何度も描き直しを重ね完成させた。「ミルばあちゃん」のモデルは自身の祖母。同コンクールでお年寄りをモデルとした作品は初めてだったこともあり、評価につながった。
中島さんの母は「娘にとって『牛乳で骨を強くする』対象が、子どもではなくお年寄りだった」と説明。作品には、富士山の頂上で微笑む「ミルばあちゃん」が立っており、「ミルクをのんで めざせ100才!!」と書かれている。「牛乳を飲めば、富士山にも登れるぞ」という思いを込めたという。
受賞について中島さんは「11月の初めに、学校で受賞と書かれた紙をもらった。早く帰ってママに見せるのが楽しみだった。もらった賞がどれだけすごいか分からなくて、一番だと気付いたときはビックリした」と恥ずかしげに話した。
授賞式は11月26日に、都内のホテルJALシティ田町で行われ、最優秀賞の中島さんら2人には賞状と副賞の図書カード3万円分が手渡された。使い道について尋ねると「『ハリーポッターと賢者の石』の本を買った。難しいけど、全部読んだらUSJに連れて行ってもらえるので頑張って読む」と笑顔で答えた。
今回のコンクールでは、応募作品につき50円が酪農家や乳業会社からFAO(国際連合食料農業機関)の「飢餓撲滅草の根募金」に寄付され、募金総額は約108万円に達した。
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