相模川沿いの河畔林で11月25日、市民団体「相模川の河畔林を育てる会」(蔵前かづえ会長)と株式会社オーテックジャパン(本社萩園)が協力して環境保全活動を行った。
江戸時代に松が植樹された記録も残る相模川の河畔林。オドリコソウなどの希少植物が残り、野鳥観察地などとしても知られている。現在茅ヶ崎市は国から移植林と水害防備保安林の占用許可を受け、環境保全管理を行っている。
同団体は同林を保全し「100年の森」にすることを目指し、2011年から活動開始。市公園緑地課などとも協力し、オオブタクサやセイタカアワダチソウなどの外来種の除却作業などを中心に保全活動に当たってきた。
地域環境への貢献活動
同団体では人手不足が深刻で「移植した”赤ちゃんの木”の成長を外来植物が妨げてしまうが、こういった植物ほど繁殖力が強く、広大な河畔林を14人で整備するのには限界があった」と同会は振り返る。
一方、株式会社オーテックジャパンは、昨年創業30周年を迎え、地域貢献活動の強化を進めてきた。本社のすぐ側で活動している同団体を知り、活動に協力することとした。「人手不足」と「地域貢献の場」という両者の思惑が一致し、今回の活動に至った。
当日は晴天に恵まれ、同団体と同社社員有志、総勢約50人が参加。鎌などを使い、約3時間をかけて下草刈りを行った。家族を連れて作業にあたった社員もおり、終始和やかな雰囲気で行われた。同団体は「やはり人手があると普段より作業も進む。なにより、協力者が増えたことが大きい。保全活動も一歩前進したはず」と力強く話した。
今後も同社は年2、3回を目途に活動協力を計画しており、同社の森田雅巳理事は「今後も活動を進展させ地域に貢献していきたい」と笑顔を見せた。
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