鶴嶺小学校前のバス停待合所パネルが、この春から新たに彩られ、利用者の心を和ませている。仕掛けたのは、同校の子どもたち。「茅ヶ崎をもっと良くしたい」。子どもたちの純粋な想いが周囲を動かし、完成するに至った経緯を取材した。
総合学習は小学校などの課題学習科目で、児童らが主体となって取り組むもの。昨年10月、鶴嶺小6年1組が掲げたテーマは「茅ヶ崎のインスタ映えスポット作り」。4年生の時に市の事業で取り組んだ「自転車とまれステッカー」の制作をきっかけとする「大好きな茅ヶ崎の魅力を多くの人に知ってほしい」という思いの表れだった。
子どもたちは、授業で学んだ茅ヶ崎市自治基本条例を参考に、同事業で関わった市都市政策課の宮崎翔平さん(32)を授業に招き、「地域づくり」について傾聴。学んだ公共交通と地域のつながりを元に「バス」の利用促進策について話し合い、5つの企画書にまとめて都市政策課に持参した。当時の担任・小澤健太教諭(34)は、「市への依頼や企画書、子どもたちはそれぞれにできることを考え、頑張った」と話す。
想いを形に
「子どもたちの想いに応えたい。力になりたい」。届いた企画書を見た宮崎さんは、小澤教諭と相談。課内で打診し、実現可能と思われた一案を実際に市内のバスを運営している神奈川中央交通株式会社に持ちかけ、調整を進めることになった。
「想いが形になるかも」。予想外の出来事にクラスは湧きかえったが、既に年度末だったことなどから、可否の最終判断は卒業直前まで持ち越された。実現未定ながらも、子どもたちは宮崎さんらの力を借りながら、最後まで調整を続けた。
3月20日の卒業式。クラス全員の前で、小澤教諭の口から吉報が知らされると子どもたちから大歓声が上がった。除幕式は小学校生活最後の3月30日。子どもたちのカウントで、幕が下ろされ、想いの詰まったバス停の待合所が完成した。
デザインは、ちがさきと姉妹都市ホノルルを「虹の橋」でつないだもの。今後も引き続き掲示される予定だという。バス停を利用した女性は「バスを利用するのが楽しみになった」と笑顔を見せた。
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