「第1回ちがさきこども映画祭」を主催するchigasaki kodomo cinemaの代表を務める 山口 理紗子さん 中海岸在住 41歳
まちと人の笑顔をこつこつと
○…「映画を通じて子どもとまちをつなげていく」。念願叶って5月13日に開催した「こども映画祭プレイベント」では、参加者に撮影と上映を体験してもらい、その笑顔に手応えを感じた。7月から9月にかけてロケハン、撮影、編集、上映会を行う「こども映画祭」に向け、「子ども自身が考え仲間と作り上げる様子を見守っていきたい」と意気込む。
○…数年前、是枝裕和監督が講師を務めた「こども映画教室」に娘が参加。その時に娘が見せた充実した表情が忘れられず「映画文化が育まれた茅ヶ崎でもやってみたい」と夢を抱いた。月1回、仕事後に会議を開き、友人を介して保育士や映像作家、デザイナーらが集まり「chigasaki kodomo cinema」という団体に。「心強い仲間に支えられてやっと形になってきた」
○…南湖で建築家の父と母のもとに生まれた。中高一貫の清泉女学院で「高3生を送る会」の実行委員に。準備に奔走し「楽しんでいる人たちの姿を舞台袖から見る裏方の魅力」に気付いた。建築について語る父の姿に憧れ武蔵野美術大で建築学を専攻し、都市の成り立ちも学ぼうとお茶の水女子大大学院で都市地理学を学んだ。その後2人の娘の子育てをしながら2級建築士免許を取得した。
○…現在は父が立ち上げた(株)洋建築企画で建築デザイナーとして勤務。「現場の足場に上っても全然怖くない」と微笑み、幼い頃松の木に登って遊んでいたからだと無邪気な一面を覗かせる。公共施設や住宅設計に携わり「お施主様や大工さんとコミュニケーションを取り、チームになって作るプロセスが大切。完成後も建物の成長を見守っている」と真っ直ぐに話す。これからも「まち」と「子どもたちの笑顔」を、こつこつと作り上げていく。
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4月25日