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葬儀 今と昔 葬儀の礼服は白?
記者―今日はメモリアルホール「美空」で古い写真を一枚拝見した。現在の葬儀とはかけ離れているが温かみを感じるような気がする。この写真から昔の葬儀の事を代表に聞いてみた。
代表―この写真はある家のお葬式の後の片づけで出てきた写真です。この写真の中心におられる方達がご遺族様でしょう。その中で向かって左側が喪主様で、その外側が司祭者様ですね。袈裟を着てらっしゃいますが、なんと帽子をかぶっていらっしゃいます。周りにツバのあるハットですね。他の方がかぶっているのは紙冠(かみかぶり)又は紙烏帽子(かみえぼし)と言います。葬儀の時に遺族や親族がかぶったものですね。服装も白い着物を着ています。昔は死が伝染するものと考えられていたため、白装束や白無垢を着用していたと考えられています(伝染病などで死が連鎖したのでしょう)。
次は向かって左側の人が手に提げているのが「白張(しらはり)」で提灯の事ですね。その横が灯篭。真ん中の男の子が小さな経机を持っていますが、燭台、香炉、花立が載っています。花立には紙で出来たシカ花(四華花をはじめ表現の漢字が沢山あります)がさしてあります。そしてお供物を四人の女性が持っています。後ろの白っぽい屋根は、今で言う霊柩車になります。この時期は蓮台(れんだい)や輿(こし)と言いました。二人で引くことが多く、故人の甥(おいぼし)が担当していたそうです。私が若い頃に業界の先輩に聞いた話では、この蓮台を若い頃に引いていたと言います。すると30年ほど前の50歳代の先輩が20代の頃ですから、今からですと60年ほど前の事になります。そのころには葬儀社の人が引くこともあったのでしょう。蓮台を引いて火屋(今で言う火葬場です)まで行き、荼毘に付されてから墓地に行ったと予測されます。
今でも藤沢市や茅ヶ崎市でも北の方は当日に納骨することが多いのです。昔は土葬だったため、自宅からお墓に直接行きましたからその名残りだと思います。
記者―時代を感じます。代表曰く、昔も今も送る人の気持ちは同じで愛情に溢れているとの事。さて、「美空」では葬儀事前相談を随時受け付けている。相談員は女性なので非常に話しやすい。気軽に相談してみよう。
■(株)平和堂典礼【フリーダイヤル】0120・59・6999
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