松浪小6年の小橘田(こぎった)ひろみさん=ひばりが丘在住=が、6月10日に東京都台東区で行われた「第40回ジュニア・ギター・コンクール」の小学校高学年の部で金賞首席(1位)を獲得した。
日本ジュニア・ギター教育協会が主催し、過去に女性ギタリストの村治佳織さんを輩出するなど、ジュニアの登竜門と言われる同コンクール。全国から61人が出場し、年代別の各部門に分かれて、課題曲と自由曲の合計点で演奏技術を競った。
小学校高学年の部には12人が参加。小橘田さんは自由曲で大人でも演奏が難しいとされるグラナドス作曲の『ゴヤの美女』に挑戦し、情感に訴える表現力が評価され1位に。幼稚園年中からほぼ毎年挑戦を続け、7度目にして初の栄冠に輝いた。「演奏でミスをしてしまって悔しくて涙が出た。1位と発表されたときはとてもうれしかった」と振り返る。
コーチは「ピーちゃん」
テレビでオーケストラの演奏を見たことをきっかけに弦楽器に興味を持ち、3歳でクラシックギターを手にした。みるみる上達していく娘を見た母のまゆみさん(39)はその非凡な才能に気付き、専門家に習わせることを決意。現在は月に3度、都内でプロギタリストの指導を受けているほか、毎日2時間、休日には4時間の練習を欠かさない。
自宅で練習する時のコーチは「ピーちゃん」。なんとペットのコザクラインコだ。「間違えるとピーちゃんが私の指をついばむんです」とはにかむ。
小学1年時の授業で「みんなをかんどうさせるように(演奏したい)」という詩を発表した小橘田さん。「プロのギタリストに」と夢を語った。
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