江戸時代末期から明治時代初期にかけての地域社会と人々のくらしの変革や移り変わりを、古文書等の資料を中心に紹介する同時企画展「茅ヶ崎の近代の幕開け―幕末から維新へ―」が茅ヶ崎市文化資料館(中海岸2の2の18)で、「寒川の明治維新」が寒川文書館(高座郡寒川町宮山135の1)で8月31日(金)まで開催されている。茅ヶ崎市文化資料館は午前9時から午後4時、寒川文書館は午前9時から午後5時まで。両館とも月曜休館。入館無料、主催は茅ヶ崎市教育委員会・寒川町。
目玉は寄贈後初公開の手記
今回の目玉展示は、昨年7月に藤間家から市へ寄贈されてから初の公開となる手記「太平年表録」。柳島村の名主であった藤間柳庵が黒船の来航を目撃した体験談など、幕末から明治にかけての政治・外交・社会に関する出来事について入手した資料やエピソードなどがまとめられている。そのほか、明治政府が旧幕府の高札を撤去して代わりに立てた「高札(五榜の掲示)」の実物や、当時の様子がわかる写真や資料などが展示されている。
同館の担当者は「今年は1868(明治元)年から150年という節目の年。幕府が傾いていく動乱期に、直轄領であった茅ヶ崎やその周辺の人々がどのように感じていたか。当時の世相を知ることができる貴重な機会なので、ぜひご覧下さい」と話した。
茅ヶ崎市文化資料館へは徒歩または茅ヶ崎駅南口よりコミュニティバス「福祉会館前」下車徒歩1分。駐車場なし。問い合わせは同館【電話】0467・85・1733へ。
寒川文書館へはJR相模線寒川駅よりコミュニティバス「図書館文書館前」下車徒歩1分。問い合わせは同館【電話】0467・75・3691へ。
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