茅ヶ崎市は9月26日、来年7月のオープンを目指して柳島向河原付近で整備を進めている「道の駅」の開業時期が2年半ほど遅れ、2022年3月になる見通しと発表した。用地取得などが予定通り進んでおらず、市では地権者への交渉と並行して、周辺道路の整備などを前倒しで進めていく考えだ。
道の駅建設予定地の柳島向河原付近は、国道134号線と鉄砲道に挟まれた三角地帯で、周辺に「柳島しおさい公園」「柳島キャンプ場」「柳島スポーツ公園」が点在するエリア。圏央道の一部であるさがみ縦貫道路(新湘南バイパス)の茅ヶ崎海岸インターチェンジからも近く、市では箱根や江の島方面への来訪者を「茅ヶ崎に滞在させる」絶好の契機として捉え、整備を進めてきた。
市「粘り強く交渉する」
整備予定の敷地面積は1万7644・25平方メートル。このうち、1万4433・82平方メートルを買収する予定で、約95パーセントが取得済み(9月26日時点)。地権者は全体で約60人。
もともと、用地取得は今年3月末までに完了する予定だった。しかし、用地は農地で、地権者のなかには「このまま耕作を続けたい」と訴える人もおり、市では来年夏頃までを目途に、粘り強く交渉を進めていきたいとしている。
これと並行して、今年度中に盛土や造成工事、周辺道路の改良工事が開始される予定。2020年度から建築工事が始まり、2022年3月の開業を目指す。
市・道の駅整備推進担当課は、「まずは1年かけて用地取得の賛同をいただけるよう、交渉を全力で進めていきたい」と話した。
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