全国高校駅伝(都大路)出場をかけた神奈川県予選会が11月4日、丹沢湖周回コースで行われ、茅ヶ崎在住で白鵬女子高の吉村玲美さん(3年)と小谷真波さん(2年)、鎌倉学園高の力石(ちからいし)暁君(2年)が優勝に貢献した。
右に「都大路」、左に「2連覇」と書き記した両腕を突き上げ、白鵬女子の2年連続11回目の優勝を決めるゴールテープを小谷さん=松浪=が切った。その流れをつくったのは、1区の吉村さん=美住町=だった。
5区間(21・0975Km)で争われた女子は、42校が出場。各校のエースが集う1区(6Km)を任された吉村さんは、スタート直後から先頭へ。川崎橘の選手とともに後続を突き放す走りを見せ、トップと2秒差の2位で襷渡し。区間賞は逃したものの、ライバルと目された荏田に1分以上の差をつけた。その後チームは3区で逆転し、22秒差のリードを奪って最終5区(5Km)へ。アンカー・小谷さんは区間2位の走りで首位を守り切った。
1年前、メンバー外だった小谷さんは優勝をゴール付近で見届け「来年は私がゴールテープを切る」と誓って練習してきた。待望のゴール後、「最高。本当にうれしかった」と目を潤ませた。応援に駆けつけた姉・優真さん(21)も「意志が強い子。やってくれると思っていた」と称えた。今回区間賞を逃し「今までで1番悔しい」と漏らした吉村さんは、12月23日(日)に京都で開催される全国大会に向け「区間賞を獲りたい。チームとしては入賞(8位以内)が目標」と話し、前年20位からの飛躍を狙う。
「歴史変え」成功
一方の男子は、63チームが出場して7区間(42・195Km)で競い、力石君=松林=の鎌倉学園が、71回目の大会で悲願の初優勝を飾った。
「歴史を変える」。そう誓ってレースに臨んだ同校は、1区から抜け出してレースを進め、3区(8・1075Km)の力石君には52秒差で襷が渡った。事前にレース展開をシミュレーションする力石君だが、「ここまで離して来るとは想定外。でも自分のやることは変わらない」と区間3位の力走で首位を譲らず、快挙達成に貢献した。「全国でもやることは変わらない」。平常心でチームの新たな歴史をつくる。
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