プロ野球・横浜DeNAベイスターズに再入団が決まった古村徹投手(25・背番号67)が昨年末、母校の茅ケ崎西浜高校で自主トレを行った。
この日は教え子の成長した姿を見ようと高校時代の監督・渡辺晃さん(64・現湘南台高教諭)も駆け付け、練習を見つめた。小雨が降る寒空の下、古村投手はグラウンドに姿を見せると笑顔で「懐かしい。今思えばこの環境で3年間過ごせたことは贅沢だった」と話し、西浜高校時代の2学年下の後輩・小島拓真さん(23)とのキャッチボールや、当時から「よく走っていた」という海岸ランニングで汗を流した。「以前の現役時代の3年間は、故障をケアするキャンプだったが今は違う。2月1日のキャンプインまでに状態を上げて、いろいろ試せると思うとわくわくする」と汗を拭った。
渡辺さんは時折、古村投手に近づき肩やひじ、足の状態を仕切りにチェック。誰よりも投げる姿を楽しみにしていたというだけに「腕を振って投げている姿にまずは一安心。胸の厚み、肩幅も一回り大きくなった」と目を細めた。古村投手は今後も横須賀の練習場で練習を重ね、筋力トレーニングを重点的に行う。
チームメイトの倉本寿彦内野手や同期入団した桑原将志外野手からも「お帰り。また一緒に頑張ろう」と歓迎されたといい、「本当のスタートは一軍のマウンドに立ったとき。一軍の選手を相手にどれだけ通用するのか、自分の立ち位置はどこなのかを確かめたい」と改めて決意を述べた。
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