茅ヶ崎市は4月26日、2020年の東京五輪における北マケドニア共和国のホストタウンに登録された。5月20日にはアナ・デレバン・ブラジェスカ駐日臨時代理大使が市役所分庁舎を訪れ、記念イベントが行われた。
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地域活性や観光振興の観点から、日本の自治体と参加国で人的、経済的、文化的な交流を図るホストタウン制度。4月26日時点では国内323件、県内では平塚市・神奈川県とリトアニア共和国など11件が登録されている。
茅ヶ崎市が示す交流計画によると、五輪開催までは北マケドニア共和国の文化を紹介するイベントなどを企画。五輪開催中は北マケドニアや市内出身選手の応援イベントも実施し、大会終了後も選手と市民の交流イベントなどを予定している。
事前キャンプも検討
東ヨーロッパのバルカン半島に位置する北マケドニア共和国。マザー・テレサの出生地として知られ、20日時点で陸上・水泳競技から4人の代表選手が決定している。
昨年5月、駐日北マケドニア共和国大使館より神奈川県知事へ申し入れがあり、今年2月にアナ・デレバン・ブラジェスカ臨時代理大使が茅ヶ崎を訪問。4月にホストタウン登録へと至った。
20日に市役所分庁舎で行われた記念イベント「マザー・テレサの国 北マケドニア共和国を知ろう」には、佐藤光茅ヶ崎市長や日本マケドニア友好協会・松田昌士会長ら121人が参加。アナさんが自国の歴史や文化、日本との外交樹立25周年までの道程などを紹介した。
互いの文化への理解を深めるため、アナさんから民族楽器「カヴァル」が、佐藤市長から湘南七宝焼が贈られたほか、マケドニア人チェロ奏者のペレ・ヨヴァノフさんが自国の代表的な曲を披露。アナさんは「茅ヶ崎の豊かな自然と人々の温かなもてなしで、さらに親交を深めたいという思いを強めた。今後は選手団の事前キャンプなども検討していきたい」と話した。
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