神奈川県司法書士会湘南支部の支部長を務める 太田 英之さん 甘沼在住 48歳
地域に根差した法律家
○…茅ヶ崎、藤沢、寒川を管轄する「神奈川県司法書士会湘南支部」の支部長を今年6月から務める。任期は2年。「諸先輩方の知恵をお借りしながら、自分のカラーを出していければ」と控えめに語る。しかし、任期中は会員の研修を充実させたり、関係機関との情報交換などを密にして地域に還元したいと、熱い思いを口にした。
○…横浜生まれ、湘南育ち。幼少期は読書が好きで、その中でも「知りたい」という好奇心を満たしてくれる「百科事典」がお気に入りの一冊だった。中学では3年間バレーボール部で汗を流し、高校へ。「何に夢中になっていたか、あまり覚えてないなぁ」と苦笑いするも、授業では英語と数学が得意だったといい、興味を持っていたコンピューター分野を掘り下げるため、東京理科大学へ進学した。
○…卒業後はシステムエンジニアとして一般企業に就職。「激務で大変だった」と振り返るが、充実した時間を過ごしたという。転機は29歳。会社の語学研修で3カ月間ボストンに留学し、さまざまな働き方をする人々に刺激を受けた。「会社に縛られず、広い視野を持ちながら働きたい。プロフェッショナルになりたいと思った」。そして一念発起。退職し、1年間の猛勉強の末、司法書士試験に一発合格。新たな道を歩み始めた。
○…ほかの事務所を経て、地元・茅ヶ崎で開業したのが35歳。現在は、雄三通り沿いで「クローバー司法書士事務所」を開設している。相続や不動産購入など人生の節目に携わることも多い。「できるだけ丁寧に、難しい言葉を使わないように心掛けています」と柔らかくほほ笑む。これからは得意な英語を生かした事務所経営も視野に入れている。「より地域に根差した身近な法律家になりたい」
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