「茅ヶ崎ジャンボリー」の実行委員 片山 誠史さん 元町在住 43歳
貫くカントリー愛
○…きょう43回目の誕生日を迎えた人生で、そばにはいつもテンガロンハットがあった。歌手、父親から継いだ辻堂のライブハウス経営者、音楽イベントのディレクターとして、カントリーミュージックとともに歩を進めている。
○…里山公園での音楽イベント「茅ヶ崎ジャンボリー」は、9月23日で10回目。1回から“実行委員兼出演者”として参加し、近年はステージMCも。「大変ですよ」。だが、そう笑う表情に一切の曇りはない。続けてきたことで、「毎回楽しみにしてくれている人もいる。原っぱに寝転がり、のんびり聴いてもらえれば」。
○…元町で育ち、近所の相模線の車庫で電車に親しんだ少年時代。プロのベーシストとしてカントリーを演奏する父親の影響で、アメリカ発祥の音楽に馴染み、その父が営むライブハウスで歌うように。そして、茅ケ崎西浜高校2年の1993年、世間のスポットライトを一気に浴びた。ムッシュかまやつ氏プロデュース、吉田拓郎氏らが楽曲提供し、ホリプロ所属でデビュー。「ホリプロの企画でカントリーを歌う若い人を探していて、全然いなかったみたいで」。メディアにも取り上げられ周囲は大騒ぎになったが、「自分の歌に自信がなくてすごく嫌だった」と吐露する。
○…その後は思うように売れず、23歳でテンガロンハットを一旦置いた。食品会社に就職したが、仲間の支えもあって3年で音楽業界へ復帰した。少年時代からの鉄道愛も変わらず、全国各地のJR線を乗り継ぎ、4年前に全区間制覇。延伸すると再び訪れ、今年は150m伸びた横浜の金沢八景駅にも足を運び、達成率100%をキープ。私鉄は98%とあと一歩だ。
○…デビューから25年、心境は変わった。「今は歌うことを楽しめています」
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