高校バスケの日本一を決める「ウィンターカップ」(12月)の神奈川県予選が、9月16日まで厚木市などで行われ、女子はアレセイア湘南高校が3連覇を果たした。同校のウィンターカップ出場は、3年連続3回目。
準々決勝では逗葉高を110-47、準決勝は旭高を92-64で退けた。迎えた16日の決勝は相模女子大高と対戦。古木梨子主将(3年)を起点に、高杉真央(まひろ)さん(3年)のドリブルシュート、1日350本のシュート練習をする熊谷萌那さん(3年)の3ポイントなどで序盤からリードを奪う。攻撃の幅が広がり、加藤優花さん(3年)、冨田真桜さん(2年)らも得点を上積み。チームのベースであり、毎朝の練習でも取り組むディフェンスも冴え、相手のボール保持者が下を向けば2人、3人で囲んでボール奪取。99-58で快勝した。
重圧に耐えた女王
この3年、県内での連勝が続くことで、負けられない重圧もあったというメンバーたち。古木主将は試合を終え、「うれしいです」とほっとした表情を見せつつ、「けがの選手を全国に連れて行けてよかった」と喜んだ。
その田川玲実さん(3年)は、主力だった5月の試合で左膝前十字靭帯を断裂。12月のウィンターカップを目指してすぐに手術し、リハビリを続けてきた。そして今予選で短い時間ながらコートに復帰。田川さんは「本当にみんなに感謝している。前よりパワーアップして全国に臨みたい」と覚悟をのぞかせた。
3年連続でウィンターカップの舞台に立つエース・高杉さんは「3年生は最後の全国なので、全力を出し切って終わりたい」と目を輝かせた。
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