茅ヶ崎ラグビースクール出身で中島在住の牛嶋菜々子さん(関東学院六浦高3年)が、10月26日(土)から埼玉県で開かれる「第2回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会」に関東ブロック代表として出場する。17日には、佐藤光市長を表敬訪問した。
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全国9ブロックから代表12チームが出場し、優勝を争う同大会。関東学院六浦高(横浜市)は、9月に行われた関東ブロック予選4試合を全戦完封で勝ち抜き、全国への切符をつかんだ。
今年9月には、女子15人制日本代表合宿にも数少ない高校生として召集された牛嶋さん。「最近はW杯日本代表の活躍が目覚ましいが、私たちも負けていられない」。その肩に茅ヶ崎女子ラグビーの大きな期待がかかる。
女子ラグビー期待の星
牛嶋菜々子さん(関東学院六浦高3年)が出場する全国大会は、7人制のセブンズラグビー。15人制と比べて試合時間は短いものの、フィールドは同じ広さのため一人当たりの運動量も多くなる。「実はパスは苦手だけど、走るのは好き」とはにかむ牛嶋さんのプレースタイルは「当たって、走る」。ポジションは敵チームと最前線でぶつかり合い、攻守の要となるフォワードのプロップを務める。
今年の夏、肉離れを起こしていたが、痛みを押して8月上旬に開かれた大会に関東選抜として出場した。試合で見せたディフェンス力を買われ、9月の日本代表合宿に参加。10月には「いきいき茨城ゆめ国体2019」の県代表に選ばれた。
日本一への挑戦
関東学院六浦高は8月、全国大会出場に向けて1週間の北海道合宿を敢行。ゲレンデの急な坂をダッシュするなど、食事を挟んで1日4回の練習をこなした。牛嶋さんは「本当にきつかったけれど、チームの絆が深まった」と振り返る。
合宿の成果が実り、全国への切符を掴んだ関東学院六浦高。初日の予選リーグで対戦する追手門学院高(大阪)は、今年4月の国際ユース大会で引き分けた因縁の相手。牛嶋さんは「手強い相手ばかりだが、みんなで一緒にきつい練習を乗り越えてきた。きっと日本一になる」と前を見据えた。
後輩たちの目標に
2つ上の兄が茅ヶ崎ラグビースクールに所属していたことがきっかけで、小学1年生でラグビーを始めた。中学生になると男女で体格差が開くものだが、牛嶋さんは女子の中でも珍しいフォワード。茅ヶ崎市ラグビーフットボール協会の土屋洋理事長(54)は「彼女は男子の中でも通用していた」と振り返る。
今では牛嶋さんは後輩たちの憧れの的。彼女の活躍の度、スクールは沸いている。「近年、女子ラグビーの地位も向上してきた。自分が活躍することでラグビーに貢献していきたい」(牛嶋さん)
![]() 国体でプレーする牛嶋さん
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